寒暖差アレルギーを和らげる 食事と生活習慣の整え方

高血圧を改善する食事・運動・生活

4月やGWのような気温の日もあれば、次の日は一気に冬に逆戻り。春は気候が安定しないですよね。季節の変わり目にくしゃみや鼻水、倦怠感がひどくなることはありませんか。それ、もしかすると寒暖差アレルギーかもしれません。
寒暖差アレルギーは、気温の急激な変化に自律神経が対応しきれず、鼻やのどの粘膜が過敏に反応してしまうことで起こります。花粉やハウスダストなどのアレルギーとは異なり、免疫系ではなく自律神経の乱れが原因です。 また進学や引っ越しなど環境が変わることでより自律神経が乱れやすくなると、寒暖差アレルギーが悪化することもあります。
今回は、食事と生活習慣の工夫でこの不調を和らげる方法を紹介します。

食事で寒暖差アレルギーを対策

自律神経を整えるためには、日々の食事がとても大切です。特に以下の栄養素を意識してみましょう。

① ビタミンB群を摂る

ビタミンB群は、エネルギー代謝を助け、自律神経の働きをサポートします。
多く含む食材: 豚肉、納豆、玄米、卵、バナナ

② マグネシウムを意識する

マグネシウムは神経の興奮を抑え、リラックス効果を高めます。現代人は特に不足しやすい栄養素なので、意識して摂ることが大事です。食事で難しい場合はサプリでの摂取もおすすめです。
多く含む食材: 海藻類、ナッツ類、大豆製品、アボカド

③ 発酵食品で腸内環境を整える

腸と自律神経は密接に関係しており、腸内環境が整うと自律神経の安定につながります。
おすすめの食材: ヨーグルト、味噌、キムチ、ぬか漬

④ 抗酸化作用のある食材を取り入れる

寒暖差ストレスに対抗するために、ビタミンCやポリフェノールを含む食材を摂りましょう。
おすすめの食材: 緑黄色野菜、ベリー類、ナッツ類、ハーブティー

生活習慣で寒暖差に強い体づくり

食事とともに、日常生活の習慣も見直してみましょう。

① 朝晩の温度差に備える服装をする

寒暖差アレルギーは、急激な気温変化が引き金になります。朝晩の冷え対策として、カーディガンやストールを活用し、体温調節しやすい服装を心がけましょう。朝起きる数時間前から暖房をつけて部屋を温める、脱衣所やお風呂を入浴前に温めておくなどの室温そのものを調整することも大事です。

② お風呂でしっかり温まる

ぬるめ (38から40度) のお湯にゆっくり浸かることで、自律神経が整いやすくなります。炭酸入浴剤やアロマオイルを使うのもおすすめです。

③ 適度な運動を習慣にする

睡眠不足は自律神経のバランスを崩しやすくします。寝る前のスマホやカフェインを控え、リラックスした状態で眠ることを意識しましょう。ソファではなくベッドで寝る、パジャマに着替えるなどの基本的な睡眠の環境を整えることも大事です。

④ 良質な睡眠をとる

横になった状態から起き上がる時や、座位から立ち上がる時などは血圧が上がるタイミングです。ガバっと起きるのではなく、少しずつ体を起こすようにしましょう。

まとめ

寒暖差アレルギーは、体の防御反応のひとつですが、食事や生活習慣を整えることで症状を和らげることができます。
ビタミンB群、マグネシウム、発酵食品、抗酸化食品を意識する
服装や室温で温度調節し、お風呂、運動、睡眠を大切にする
少しの工夫で、寒暖差に負けない元気な体を作っていきましょう。