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大腸内視鏡検査の年齢制限のお知らせ

当院では大腸内視鏡検査の実施を「79歳まで」の方に対応させていただきます。

 

当院では、安全性を第一に考え、原則として79歳以下の方を対象に大腸カメラ検査を実施させていただいております。
高齢であること自体は、必ずしも検査の障害になるわけではありませんが、加齢に伴う体力や持病の状況を総合的に判断する必要があるためです。

※「便潜血」検査などで症状が出た際に、当院より診療情報提供書(紹介状)をお出しさせていただきます。

 

80歳を過ぎた方でも、体調や全身状態が安定していれば、問題なく検査を受けられるケースは多くありますが、高齢の方の場合、体力や呼吸機能、心臓の状態などにより、鎮静剤が効きすぎてしまうリスクがあります。そのため、当院では高齢者に対しては麻酔を浅めに調整することもあります。

また、検査後の回復にやや時間がかかる場合もありますので、事前に医師との相談を丁寧に行い、さらに検査実施時の医師の判断により実施しています。

定期的な検査を続けてきた方が、80代になっても継続的に検査を受けることは十分に意義があると考えられますので、現在かかりつけの医療機関ともご相談の上、検査実施をご検討いただくようにお願いしたします。

 

その他の検査が受けられないケースについて

80歳以上という場合以外にも、以下のような条件に該当する場合は、安全性の観点から当院では大腸カメラ検査をお断りしています。

1.体重が100kgを超える方

検査用ベッドの耐荷重構造上、また体位変換や緊急対応が難しくなる可能性があるため、当院では実施しておりません。

2.サチュレーション(SpO₂)が94%を下回る方や、慢性的な低酸素血症のある方

鎮静剤使用時に呼吸が不安定になるリスクがあるため、安全のためお控えいただいています。

3.未成年の方、妊娠中の方

検査による身体的負担を考慮し、原則として実施しておりません。